TRANSIT教室では、基本的には生徒さんが好きな過ごし方を、
楽しい過ごし方をしてもらっています。
のんびり過ごしたい子、
公園で遊びたい子、
いろんな生徒さんがいるから、楽しいんです。
その中でも、最近ある生徒さんがプレイしていた携帯ゲーム。
「Aecaea」
これがすごい面白かったんです。
以前から音ゲーなるジャンルは、中2の生徒さんから教えてもらって、
年老いた(笑)スタッフも年甲斐もなく、プレイしたりしてました。
「ガールズバンドパーティ」や「プロジェクトセカイ」、
そして、「東方ダンマクカグラ」
全部面白いし、なんか似てる感じで、とにかくかわいい。
普段ゲームしない教室長が、トイレでもやっているぐらい。
そんぐらいはまってしまう、恐ろしい中毒性あるゲームでした。
ところが、
このAecaeaは、今までの音ゲーとはちょっと雰囲気が違ってて、
・育成的な要素が薄い
・音楽もHouseやテクノのような大人な小洒落たのが多い
・立体的なノーツ
などなど、今まで教えてもらってプレイしてきた音ゲーとはちょっと違う。
これも、面白いなー。
と思って一生懸命下手くそなのにやってしまう。
でも、こういった音ゲー含むゲームの何がいいかというと、
ゲームが「共通言語」であるというところなんです。
子どもたち同士では、確実に共通言語としての中心にゲームは存在します。
大人も子どもも、
不登校もそうじゃない子も、
上手い子も下手な子も、
勉強ができる子も、そうじゃない子も
ゲームの周りにみんなが集まってきて、
そして自然と喋って、意見交換して、仲良くなる!!
それでいいじゃない?
ゲームってなんとなく敬遠されがちだし、
なるべく遠ざけたいって思ってきました。
もちろん、インプットがとっても大切で重要なティーンにとって
ゲームがそういった時間を奪い、生活のすべてになっていくことの危険を
はらんでいることは十分理解しています。
本当はもっと自然や人との関わりの中で、いろんな事を学ぶべきだ
そんな考えが根底にはあります。私も古い人間なので。
でも、不登校で苦しみもがいている子たちにとって、
ゲームほど完成されたコミュニケーションツールはないんです。
不器用に生きてる子達でも、その世界ではヒーローになれる。
そうすると自己肯定感がぐっとアップするんです。
今は風の時代と言われています。
いつまでもひとつの価値観や自分の信念だけに囚われてはいけない。
時代に合わせて、順応し適応し、風のように時代の流れに身をまかせてみる
それも悪くないと、子どもたちから教わりました。
遊びのプロは子どもたちですから。
自分自身、まだまだ生徒や自分の子どもたちに、
どうやってゲームを関わらせていくか、付き合い方は勉強中ですが、
楽しそうにゲームの話しをしている子どもたちを見ていると、
ゲームと上手に付きあえるといいなあ、なんかこれでいいじゃん?
と思った今日この頃です。